家づくりお役立ちコラム
DIYテクニック第五回目【ボードアンカーを使ってみよう】
第五回目【ボードアンカーを使ってみよう】
設計やプランの打合せをしている際に、「アレを壁に付けたい」というお話はよくあることなのですが、やはり実際に住んでみてから思い立たれる方も多いかと思います。
打合せ時でしたら取付が容易にできるよう下地を入れておいたりしますが、お引渡し後になると「付けたい場所に下地がない」となってしまいます。
内装壁は石膏ボードを貼っていますので、釘やビスなどではすぐに抜けてしまいます。
写真やポスター等軽い物であれば問題ない場合もありますが、壁掛け時計や額縁付きの絵画等はそこそこ重量もありますので、やはり下地に付ける事が必要になります。
ですが建物の構造上、付けたいとこにピッタリ下地がある事も割と少ないのです。
やはり内装のデザインやバランスに関係してくるところなので、取付する場所は妥協したくない部分だと思います。
そこで使われるのが「ボードアンカー」です。
色々な種類がありますが、基本的に石膏ボードに打ち込んで、その分にビス留めする事によりアンカーが開いたり、挟んだりして引き抜けにくくなる商品です。
注意点としては一度アンカーを打ち込んでしまうと移動できなくなってしまう点です。
ですので、アンカーを打ち込む場所は何度も位置を確認し、鉛筆等でちゃんと印をつけてから取付しましょう。
取付する際には、一度インパクトドライバーでプラスビットを付けたままスブッと壁に穴を開けてしまいます。
そこにボードアンカーをインパクトを使わず「普通のプラスドライバー」で手締めしていきます。
インパクトだと力が強すぎて「効く」場所を通り越してクルクルカラ回りしてしまう事があります。
後は取付したい物をビス留めしていけばOKです。
この際も締め付け過ぎずに、しっかり効いたところで止めるようにしてください。
取り付けた後に「やっぱり違うところに付けたい」となってもアンカーは残ってしまいますので、補修は結構大変になってしまいます。
ですので、何度も取付位置を確認してから施工するようにしましょう。